テラスからさらに螺旋階段を上っていくと、
暗く薄暗い空間に到達した。
ここが最上部らしい。

窓から、強い光が射し込んでいる。
その窓の前に立ち、対峙する。
蓮上の仏陀をモチーフにしているらしい飾りが
施されている。

合掌する仏陀の背後には、澄み切った天空。
そして、太陽の輝き。
まさしく後光である。

午前中の曇天を追い払い、透明な青空という
恵みをいただいた。そんな気がした。

この季節にラオスを訪れたのは、間違いじゃない。

この凱旋門の頂上で、青空に浮かぶ仏様と対面したとき、そう確信し始めた。