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イエメン門から延びる細い道を進んでいく。世界最古のスークに紛れ込んでしまう。わずか数百メートル四方の狭いエリアに、無数の店がひしめき合い、あらゆる商品があふれ、路地が張り巡らされ、数え切れない人が行き交う。デーツを売る店。銀のアクセサリーを売る店。色鮮やかな布地のスーク。それらを抜けると、路地はいくつにも分岐している。まっすぐ進んでみる。
香辛料のスーク。緑、黄色、赤。さまざまなスパイスが袋ごと並べられている。
ハロー。ウェルカム。ちょっと見ていけ。
あちこちから声がかかる。
次は干しぶどうのスーク。へぇー、こんなに種類があるんだ。種類の多さにとまどっていると、食べてみろ、と何粒か手のひらに落としてくれる。
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Sanaa: 12/22  |
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