立派な橋を渡ってみる。いっそう素朴で穏やかな空気に包まれる。

真っ黒に日焼けした男の子が、川で水浴びをしている。家路を急いでいるのか、女の子が細い脇道を折れると、仲良く木立の中へと吸い込まれていく。

この道は、どこまで続いているのだろう。先をたどりたくなったが、すでに日没が迫っていた。