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見事なまでのブルー。この青い壁を目に焼きつけたあとでは、その上に広がる青空も、緑がかったような、なんだかくすんだ青に見える。
日本の庭園にこんな建物があったとしても、あまりのけばけばしさで周囲から浮きまくってしまうだろう。悪趣味のひとことで片付けてしまっているかもしれない。しかしここでこうして眺めていると、「まあ、これだけ街が赤いんだから、バランスを取るにはこのくらいの青もありかな」といった程度の受け止め方になってしまう。色彩に関する許容度が、ここでは限りなく低くなってくるから不思議だ。
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