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門をくぐり抜けると、再び人混みの中へ。ここは若者が多い。なぜだろう。通りの左右には、下半分が青、上半分が白で塗り分けられた家並みが続いている。なるほど。ここがウワサの家並みか。しかし、いまは夕暮れ間近で、日当たりもよくない。明日ゆっくりと散策することにして、周りの人の波に乗って先へと進んだ。

壁が消えると、突然、視界が開けた。見晴台だった。
予期せぬ壮観。「すげーっ」。思わず感嘆の声がもれた。

正面には、大西洋が広がっている。右側には河口があり、その対岸には夕日で赤く照らされた街並みが静かに横たわっている。サレの街だ。ラバトとはちょうど双子のような関係の古都である。
Rabat: 4/12