とはいえ、話しているのは魚の種類と調理法だろう。そんな言葉、、初級者にはわかりっこない。
ええい、こうなったら、最も食べ応えのある魚を食ってやろう。目の前にある一番でかい魚を指さした。
やがて、その魚が調理され、目の前に置かれた。予想をはるかに超えて美味しい。特にソースが極上。コクがあってまろやか。こういう上品で深みのある味は、モロッコでは楽しめなかった。タジンやクスクスもいいけれど、やっぱり料理は断然スペインだ。それが正直な感想。上陸したときには寂しくてどうしようかと思ったが、明日からの楽しみがこれでひとつ見つかった。 |