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コルドバで楽しみにしていたのが、パティオ見学。白壁に行儀よく飾られた鉢の数々。咲き誇る色とりどりの花々。最もアンダルシアらしいまばゆい光景。
コルドバの花の季節は5月と聞いていた。1か月遅い6月だって同じような彩りある光景を目にすることができるだろう。そんな楽観を込めて旧ユダヤ人街を歩いてみた。が、それは期待はずれに終わった。探し方が悪かったのかもしれないが、公開されているパティオの数自体が少なかった。さらに、せっかく見つけたパティオも、「花の小道」と同様、花々はほとんど枯れかかっていた。それならばと、「12のパティオ」で有名なビアナ宮殿に行ってみようと考えたのだが、日曜日の今日はお休み。あーついてない。
パティオ見学はあきらめて、王宮アルカサルを訪れることにした。意外にも、ここにはなぜか花が咲き乱れていた。花の種類が違うのか、手入れが違うのか。壮観ではあったが、やっぱり王宮ではなくこぢんまりしたパティオの白壁に咲き誇る花をこの目に焼きつけたかった。今度訪れるとするなら絶対に5月だ。そう痛感した。
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