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メスキータまで戻った。
日暮れが近い。
ローマ橋を渡ってみる。
対岸からは、アルカサル、メスキータ、そして今渡ってきた
ローマ橋を一望できる。
涼しくなったせいか、地元のおじさん、おばさんも、川岸に姿を現している。
空いている一画に、腰を下ろした。
ちょうどアルカサルの彼方に、夕陽が沈んでいく。
初めて対面する、アンダルシアの夕陽。 |
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日没後も、刻々と移り変わる空の色を、なんとなしに眺めていた。
ローマ橋に、いつの間にか明かりが灯っていた。
メスキータのシルエットが、ピンク色の空に浮かび上がっている。
この夕景を見ておきたかった。
時計を見る。10時を指していた。アンダルシアでは、まだまだ宵の口。
そろそろ夕食時。居心地の良いレストランでも探しに行くとしよう。 |
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