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前回アムステルダムを訪れた時期は、晩秋の11月。すでに冬と言っていいほど寒い季節だった。
それに比べれば、この時期は暖かくて快適だ。東京並みとまでは行かないけれど、半袖で大丈夫なくらいだ。
あちこちの街角や家々の入口には、美しい花が見られた。オランダで花といえば、チューリップ。そのチューリップをぜひとも見てみたかったのだが、残念ながら咲き乱れる姿を見つけることができなかった。アムステルダム市内で見るのは無理なのだろうか。ろくすっぽ下調べをしてこなかったので、そのあたりのことは皆目わからなかった。
いずれにせよ、もう空港に戻らなければならない時間となった。アンネの家に行くことはできなかったが、その分、運河散歩を楽しむことができた。写真もけっこう撮ったし、トランジットの間の観光としては十分だろう。本番はこれからなのだから・・・。
さて、いよいよ、モロッコのカサブランカに向かう。
初めてのマグレブの地。心のの中で緊張が静かに高まっていくのがわかった。
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